博 物 館 事 情
「デルフト」プロジェクト
(オランダ)
2006-07-09
ロッテルダム海事博物館付属のミュージアムショップのおじさんに聞いた話。 ロッテルダム海事博物館から15〜20分位の所で,かつての戦列艦「デルフト」のレプリカを作っていると言う。 現在製作中であり,その様子は公開されているらしい。 海事博物館内にも作業場が設置され,訪問時には船尾飾りの部分を作っていた。 完成したら見に行ってこようと思う。
バタビア造船所
(オランダ)
2006-07-09
アムステルダムから北東へ列車で1時間ほどのところ,レリスタッド駅で下りてバスに乗り換え約15分。 そこに「バタビア造船所」がある。 造船所と言っても近代的な造船所ではなく,古い帆船のレプリカを建造している「博物館」と言った方が適当だ。 休みの日には,家族連れで賑わう行楽地と解釈しても間違いではないだろう。 岸壁には17世紀東インド会社の貿易船「バタビア」が浮かんでおり,その内部を見学することができる。 また,ドックでは同じく17世紀の戦列艦を建造中だ。 この博物館,どの旅行解説書にも出ていないようであり,行きにくい所なのかと思ったらそんなことは無い。 バスだって15分に1本ある。 1日楽しめるので,アムステルダムで1日の余裕ができたらゆっくりと日帰りすると楽しめると思う。
ポーツマス・ヒストリック・ドックヤード
(英国)
2004-11-09
そこは,かの有名な戦列艦「ヴィクトリー」が保存されているドック。 その他にも,1500年代初頭に建造されたヘンリー8世の巨大戦列艦「メアリー・ローズ」の残骸,19世紀の「ウォーリア」も保存されている。 この10月に再度訪問してみたが,確か7ポンドか8ポンドほどだった入場料が15ポンド以上に跳ね上がっていてビックリ。 ポンド200円換算とすると3000円以上だ。 ロンドンからポーツマスへの往復鉄道運賃も高いことも併せて考えると,マニア以外には訪問を勧められなくなってしまった。 残念である。
写真は「ヴィクトリー」の68ポンド・カロネード砲。 奥に見えるのは,多分12ポンド砲。 書いてある通り場所は「フォクスル(フォアキャッスル)」。 艦内は撮影禁止だが,甲板に上がると「撮影可」の表示がある。
オンフルールの海事博物館
(フランス)
2004-09-18
オンフルールにも小さいながら海事博物館があるようだ。 訪問した時にはあいにく昼休みだったが,建物はそれほど大きくなく,期待できる展示かどうかはわからない。 今度,オンフルールを訪問する機会があれば訪ねてみよう。
写真は博物館入口。味のある建物だ。
ジェノヴァの海事博物館
(イタリア)
2004-09-18
ジェノヴァに海事博物館があるらしいと言う話は無いではなかったが,旅行書はもちろんインターネットでも見つからなかった。 ほんの一晩泊まったジェノヴァ空港脇のホテルのフロントで聞いてみたら(2004年5月),「現在市の中心部に建設中であと2〜3ヶ月で完成」とのことだった。 なにぶんフロントの若い女性の言うことであるので,信頼性はいかほどか分からない。 行ってみたら「水族館」なんて事もあるかも知れません。
マルセイユの海事博物館
(フランス)
2004-09-18
時間が無く入場はできなかったが,帆船模型は多くあるものの,その他の展示品は少ないと言うことのようだ。 現在,別の場所に新しい博物館を建設中であり,古くはローマ時代からの出土品を含む市の多くの財産を展示する予定という。 現在の海事博物館の移転では無いようなので,海事専門の博物館ではないのかもしれない。
写真は外から見た館内で,模型は120門艦「ル・オーシャン」だろうか?